保護色/中川達矢
 
信じられない
から
始まるモノ語り

名作とか偉大とかが
どうにも理解できずに
誰にもならいたくない

イマ
ココ

ココロを
拾う自分は
内側へとすすんでいく
かろうじて青ければ
じきに見えなくなるだろう

とけこむことで
視線を感じなくなり
情を失った

世界は
青の濃紺で
構成されているとは

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