こわい日々にはお花を塗って/
山内緋呂子
コーヒーと洗剤、カップラーメンを3個あの人と生きる為のここんとこ
うちには冷蔵庫がない
耕したままの畑にちょこんと寄り添うてみれば
お前らの生活には根ざしたものがない、と
お偉方の批判
パトロールを企てれば
草ばかりでしょっぴくものもなく
仕方なくのはずが結局最後は喜んでお花を探し
みちみちに
イバラの銅線がないことをたしかめたしかめ帰途につく
3本のバラを
野道で
みつけました
のつもり
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