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戒途
風が吹けばゆれる
雨が降ればたたかれる
太陽に照らされれば微笑み返す
水が無ければ干からびる
役目が終われば終わりを待つ
命が尽きれば死んでいく
そんな"正しさ"と"潔さ"を眺めながら
僕は、そんな"美しさ"よりも遥かに長く与えられた時間の中で
僕はまだ何かを期待している
馬鹿だから
誰かに何かを期待している
救いようが無くて悲しさを覚えても
救ってくれる誰かの何かを期待している
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