ベートーヴェン/小脳
 
消えるばかりの閃きを
認め
音読する

透明な水が
トボトボと、こぼれ続け、
とぼとぼと、こぼれ続け、

見える
オトが
見える
音が
見える
見えるすべてのものを
舌の上にて転がせて
見せる
戻る   Point(2)