あとは何もない/yo-yo
 
きょう、詩を投稿した。
もう、あとは何もない。空っぽ。空虚。おしまい。
そのたびに、もうあとは何も書けないと思う。今まではなんとかなった。だが、この先はなんともならないだろう。いつも、そう思う。
ひたすら虚脱感に落ち込んでしまう。

詩を書くなんてものではない。あるとき、詩が落ちてくるのだ。
空のコップを手にしてただ待っている。たまたま雨だれのように水滴が落ちてくる。続いて落ちてくることもあるし、それきりのこともある。いつのまにか水が、じんわりとコップの底を濡らしていることもある。
雨乞いをしているようなものだ。

幾日かかかって、コップの中に水らしいものが溜まれば幸いだ。

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