金魚2編/六崎杏介
 
1:連詩 六咲×金魚

      金韻行を羅列すsickを疾駆す夜
  LOCK鎖桔梗透ける蓮肢 ケエキROCK裂き、狂
 オルゴールedな水棲inkに惹かれて疑似飼育す6time
 酔う恋の癖、右への飛行夜 コオルゴオル、MORE陶酔
虚数-再度よりの再会、Re:懐胎したは多分劣等のピルガール
  鬱るC-si.内部(−2)苦辛の解体 Aa、美しき再戒!



2:賛淫美歌書きのペン

浮螺う胎陽淵に金魚、護る朱in羊水の飲料水
再度の破水のレールに金魚のテールがひらひら
乾涸びた部屋に祝辞が降る雨の道。
               。
               。
               。
               。
               。
               。
       inkに着水した金魚。
少女の症状、狂信に共振して金魚跳ねるはペンの中
野原に安堵、ピルに安堵の紙上の聖歌を炎上させる
金魚の鱗、降火のinkにピンクの少女の耳打ちの句痴
「春が商売道具なの、内緒!」
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