星のかけら/
佐倉 潮
わが身を仰向けて
土のうえ 横たえば
わたしもいつしか
星のかけら
ふたつの井戸は
涙の水をたたえ
不格好な洞穴も
そよ風を盛られた
ほほえましい噐
幾万年の時が過ぎても
わたしはわたし
星のかけら
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