僕は君を想う/
朧月
黒になりきれない夜は
まばらな黒雲をまとう
きっと空もさみしいんだ
真っ暗じゃないからって
君は黒い服で
考え事して歩くから
僕は心配でたまらない
どんな一日だっていいじゃない
もう済んだじゃない
いくらそう言ったって君は
どこが悪かったのか考える
見方を変えればなんて
勝手なことを言うけど
一方向からしか人は
みないってわかってるんだ
暗くなくても夜は夜で
悲しがってもひとりはひとりで
信じなくても人は人で
それでも僕は君を想う
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