場面場面/電灯虫
 
  
仕事終わりで付き合いも程ほどに      
家路を急ぐ。               
帰りのホームは仕事帰りの人が多く     
ほろ酔い気分がそこかしこに在る。     
ちょっと遠出した帰り道も楽しめそう。   
三分待ちで来た電車のドアが開く。     
動かなくて済むポジション目指し      
座席前の中盤を支配したら         
後は無意識の目覚めに任せて寝る。     


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先輩との打ち合わせが終わって
やっと帰路に着く。
汗ばんだシャツが気持ち悪くて
シャワーが恋しい。
いつもの駅の いつもの改札って
心で歌ってsuicaを通
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