時間差攻撃/碧姫
 
きみの 戻って来いという言葉が
僕の胸につきささる 

あくまで昨日までの日常と
妙につぶされる間隔がいがみ合って
ひっくり返って手を振りかざして
水色のため息がもう元には戻れないとつげた

あざけるように飛ぶウミネコが
僕らを振り回して。
僕は、アノコが好きだと思った。
僕は、アノコと付き合いたいと思った。

きみの いつかまたという言葉が
僕の胸につきささる

あくまで今日からの当たり前と
未来へのぶつかる感覚がいがみ合って
ひっくり返って手を振りほどいて
それでももう元には戻れないと思った


さようなら。
大切な大切な キミへ。

さようなら。

大好きだった人。


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