μ-zic/
否々
深海で夢見て束ねてきらきらと 謡い続ける葦を失くして
轟音の密室トランス河川敷 花火をしようよ溶けて散るまで
透明に掬う足元頼りなく 別離の宴 月夜の階段
絶望に軋む肋骨抱き折れて シベリアの夜君を連れゆく
黒と白 今際の際に紅い華 紫煙くゆらせ君に届けて
砂凪いで 岩場の陰のダンスホール 甘い戯れママには内緒で
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