比叡山焼き討ち/小川 葉
 
 
 
ひえいざんで
やかれたこどもも
いたのだろう

ゆうふくすぎるということは
まずしすぎると
おなじくらいつみなのだ

おかねはひとが
いきるためのどうぐ

そのちからを
ひつよういじょうにえたり
ためたりしたおやの

おさない
こどものめをみていたら
なみだがでていた

まだ
なにもしらないのだ
 
 
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