あたりまえの朝/小川 葉
 
 
 
あさめざめると
あたりまえのあさが
おとずれている

しんでしまえば
えいえんにおとずれない
あさだ

べんきょうちゅうのカラスが
けさもなかない

としおいて
ぼけてしまったカラスだけが
ないている

あんなふうにはなりたくない
とおもっても
おとずれてしまうあさだ

あたりまえの
あさだ
 
 
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