朝帰り/はだいろ
土曜日、
彼女を連れて、落語会に行く。
昼夜ぶっつづけの会だったので、
初めて行くには、ちょっと、
ヘヴィだったかもしれないが、
まあ、
行きたいっていうんだから、
知ったことか。
と思って、
でも、
隣で、彼女のお腹がキュルキュルと鳴るので、
ハンバーガーふたつも食べたくせに、と、気になり、
やっぱり、
落語なんて、一人で聞くに限るにせよ、
想像力と集中力を要するので、
とても疲れたらしく、
その割に、
聞いた噺を覚えてないので、
ヒントを出し出し、
思い出させてあげる。
文左衛門とは、いつも相性がよく、
「子別れ」が聞けて、とても良かった。
それ
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