ささげるの、つつつち/石川和広
 
あなたが
云うが
僕が何をいうても
変わらない星が
地下ショッピング街
過ぎる

あまねく吹き抜ける
構内の作動する溜め息
何のためでない
毎日
はらばら視野
汚いけど馴染む側溝

かたわらで輝く
すれちがい繋がる

暖かく離れる声
不思議な安堵

繋がれない当たり前の離れ方胸にポケットから
環、私は撒く
土撒く
土撒く
私からの激しい
ぬくもりの
何もない
ふわふわのそーそー

私います
哭きません
そこなしに何も堪らないので
歌う地上へ救
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