僕の無力/ジム・プリマス
 
佐野元春の「日曜日の朝の憂鬱」を聴いていたら
自然に泣いていた 
寂しいと感じていることに
今更ながら気がついた
今まで一人で戦ってきた
暗闇に向かって拳を突き続けるみたいな
手ごたえのない孤立無援の戦いだった
この病気になってから
それまでの知り合いはみんな僕から離れていった
一人だけ僕の元を離れなかった友達は
現在、調子を崩して寝込んでいる
会うのも難しいと彼の父親から言われた
僕は彼の為に何もできないまま
中国にわたることになってしまった
好きな人がいるけど何も言えないままで
留学してしまった
素敵な人だけど
僕とはその魅力に差がありすぎる
もう47歳で醜
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