休止と区切りのモノローグ ☆/atsuchan69
また、わたしが見ていると、一羽のわしが中空を飛び、大きな声でこう言うのを聞いた、「ああ、わざわいだ、わざわいだ、地に住む人々は、わざわいだ。なお三人の御使がラッパを吹き鳴らそうとしている」。
第五の御使が、ラッパを吹き鳴らした。するとわたしは、一つの星が天から地に落ちて来るのを見た。この星に、底知れぬ所の穴を開くかぎが与えられた。 ――ヨハネの黙示録 第八章十三節〜第九章一節――
えーと、底知れぬ所の穴なんて書くと、なんかとてつもなく怖えええええイメージがするけど。足元の板子一枚、踏み外しちゃったら最後。灼熱の地獄行きだってか? へえ…だったらさ。じゃあ、なぜこんなにも素晴らしい世界が今も
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