さいごのロボット/itukamitaniji
さいごのロボット
僕は生まれた 世界が終わった次の日に
きっとそう プログラムされてたんだと思う
壊れた研究所で 目を覚ましてすぐ歩き出した
きっとそう プログラムされてたんだと思う
傾いた扉を開けて 外まで歩いて行った
降り注いで 積もった灰の上を歩いた
サラサラと 舞い上がって綺麗だよ
二度と晴れることはない 黒い空の向こうに
太陽か月か なんかそんなもんが輝いていた
ここで大きな戦いがあって 爆弾が落っこちた
ってことらしい インプットされてる情報とによると
それで世界はぐちゃぐちゃ 誰も居なくなった
ってことらしい インプットされてる情報による
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