when I was poet./syuon
 


言葉にならない言葉で

君に伝えた たくさんの音


こんにちは さようなら
はじめまして またいつか


夜は朝と出会って

日暮れは朝焼けを夢見て


おやすみなさい またいつか
おなじゆめがみれるまで


僕と君の目に映る

その世界を共有したくて

たくさんの音を光らせたし

たくさんの文字を踊らせたけど

どんな針のような言葉だって

僕らを繋いではくれなかった


君は一人で 僕と二人で

踊ってうそぶいて笑って


僕の目で見てくれたなら

世界がどんなに輝いているか

君にわかってもらえたはずなのに

潰れた想いはもう戻らなくて

殺した夢ももう帰らなくて


僕らは一人 君と二人

泣いて転んで奪い合って


どこまで行ったら果てるだろう


さようなら こんにちは
ここでおわかれ


君とつながる地平線の上

僕は確かにいたはずなのに




いつか僕が詩人だったころ





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