ナイスタイミング。/電灯虫
ホントにナイスタイミング。
一瞬のためらいもない言葉は 気持ち先行で 認識が後から追いつくぐらい。
隙間を探して 疑いを差し挟むのがもったいなくなる。
受け取る私も 発したあなたも 言葉に置いてかれてる。
でも それがじんわりと生む 温かさの味わい。
きっと 鼓動も関係してるはず。
いつもの拍子に添う 息づかいで発しているから
こんなにも絶妙なタイミングが生まれる。
振動という点では
言葉もやっぱり物理法則に委ねてる部分があるから
やっぱり 鼓動も関係してるはず。
状況って偶然も関与してる。
口説きのシチュでもなく アオハルの1ページでもない。
息するよ
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