朗読喫茶/TASKE
 

で、東京はいつも泣いていた
下北沢で良く見掛けてた大学生の酔っ払い共が、正直羨ましいと言うよりか妬ましくて仕方なかった
「畜生!人並みな人生送れてる奴等に、学歴なんてあったってしょうがねえんだよ」と

それから12年後…2008年2月、君から受け取った1枚のチラシを辿り、初めて此処へ着いた
「笑いと涙のはっとりん ぽえとりー劇場」
俺はこの劇場で激情するようになってから、改めて言葉の大切さを見直す事が出来たと思う

それから3年連続で、毎月足を運んだ

お蔭で、ひょんな所から詩集デビューを果たす事が出来たし、思えば此処は詩人達の出会い系だった

嗚呼、詩人仲間って、何て暖かいんだろう
一杯、胸の想いを語り合ったね

心のふれあい
肌のふれあい

ある意味、此処がひとつの大学だったのかも知れない
ヨーロピアンな空気に包まれたキャンパスライフ
でも、もうすぐ皆も卒業なんだね…

俺にとってベンズカフェは
最後まで朗読喫茶だった
そして、これからも心の底から喜べるような、時代の読書を続けて行きたい…
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