想い出宝石箱/
れもん
想い出はきらきら光る宝石箱に
そっとしまっておくの
誰にも穢されないように
誰にも奪われないように
時々独り宝石箱を開けると
昔と変わらず想い出はあたたかい
何時だって戻れるから
あの時あの場所にあの人と
想い出は他人に見せるものじゃない
大切であればあるほど
独り占めしたくなるもの
時々君に見せたくなっても
君の繊細な目には眩しすぎるかもしれない
だから今はそっとしまっておくの
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