long/番田 
 

私は誰と何を語ることもなく
少しの話しをだれと交わすこともなく
私は 死んでいくのは とても
寂しいことだと理解した


きっと何かを見ることだろう 
長い 流れの中で
少ないのだ 私だけが知ることは
たぶん 私は寂しかったのだろう


何も 知らない そして毎日について 
何もすることもなく私は流れていく



誰も部屋にはいない
寂しい眠りに落ちていく


私は生きているのかもしれない 
きっと そこで 生きているのだ
私は いつも 誰でもないのだと


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