fallen leaves/
田無
俺の体に巣食う虚無
俺のなかに潜む胸像
俺という物体を交信しつづける魂
俺がいつ、いかなるときも削除しつづける事を願う
可能な限り俺は探し続けるだろう
可能な限り俺は探し続けるだろう
それはもはやリアルではなく
まるで解き放たれた粒状フィルム
戻れない地図が戻れと囁く
ああ
俺の心のなかにいる女神よ
いつまでそこで微笑みかけているのだろうか
いつまで俺は、破れた記憶の断片をさまよい続けるのだろうか
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