ジャスミン/田無
それは、夏の暑い日だった。
僕は「ナケナシノユウキ」をふりしぼり、
大きな公園で君に告白した。
なんだかんだ、
なんだかんだ、
なんだかんだ、
なんだかんだ、
なんだかんだ、
なんだかんだ、
なんだかんだ、
なんだかんだ・・・こんな僕だけどつきあって。
君は僕の話など聞いてはいなかった。
話が終わる前から、君は何度も首を縦に振っていたのだから。
(中略)
それは、寒い冬の日だった。
僕は「サイゴノチカラ」をふりしぼり、
あの部屋で君を説得した。
なんだかんだ、
なんだかんだ、
なんだかんだ、
なんだかんだ、
なんだかんだ、
なんだかんだ、
なんだかんだ、
なんだかんだ・・・もういちどやり直して。
君は僕の話など聞いてはいなかった。
話が終わる前から、君の眼は僕を見ていなかったのだから。
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