僕の息はラブレターと化した。/うんち
あのね
あっけらかんとした空を見上げてる。
夜空の真空ににんげんの息がしゅうっと吸い込まれていく。
またたく星たちも息づく夜の海は
僕を誘惑して誘拐するんだろうって
こころの中で沈ませてみた。
あたしはみてみたい。新しい世界を。
部屋ではね、遠くのあいするひとを思いながら
バケツに365種類の色を放り投げたり
救い出したり、スプーンでまぜまぜしたりしてるとこなのさ。
なにがなにになるのかさえ判らないけれど、
もうキャンバスに穴が空く位にごねごねにしてしまいたい。
あたしはごねごねにんげんになるのか
ぐりぐりぐり子になるのか、詳しい事は秘密だが
まったく知りも
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