Pの春/昏(ヤッカ)
声はひとつひとつ少なくなって
いつのまにか
神様しかいなくなった町で
僕らはヘンなクスリを1錠飲む
今は青い
奪い合った空
死んでもいい日に
誰かが石油をかぶって
血がいっぱいでた
町の病院にやってきて
診察をうけて
『復唱良好』
『理解は不良』
少し笑って
少しも痛くなさそうで
僕は君に似ているなとぼんやりおもった
『拾った薬は飲まないようにね』
君が不眠症なのはやさしいから
君はいつも不安がるけど、大丈夫
君がもし、訳がわかんなくなって
君の大切な
もうしゃべらなくなった人形や
ドッペルゲンガーを
チェーンソーでぶったぎっても
僕
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