浅海/nenrikigirl
 


問いつめた場面の数だけシェイカーをふってもらおう力いっぱい


あんなにもいとしいすき間があるなんて 知っていたのに君をうしなう


くちびるを欲しがっているわけじゃないきらめく氷にキスをしただけ

 
知っているグラスを干せばオーダーを聞かれまたその繰り返しだと


負けることを笑顔で許せてしまったの採掘されたばかりの石に


腕に頬よせてもたれたドトールのカウンターからみえた浅海


やわらかく切った電話が眠れないと訴えだして夜をさまよう






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