冬の雨/番田 
 

もうやめにしたい思いだった
それだけの心だった


私は 何かを 見ていた
全ては どこに 転がっている


タクシーを そして 拾うために
バス停に立たされた


どこにいくというわけでもない
ノートの中に一人きり
私は夕べ書いた言葉を忘れた


今日は とても 静かだった
明日はどうなるのだろうと思う
私は ただ 眠かった


強い風が吹いていたから
ひたすら家に帰りたいと私は願った


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