さんぎょうし/222
 
 何もかもが大嫌いな時と好きなものがいっそう愛おしくなる時の繰り返しを生きている

 この苦しみの世界を生きてゆける心は強いのではないよだって苦痛と快楽は隣人だから


(でもね、この世界を愛し生きているのならね)


 愛する苦しみを甘受できる心は強いのだ重く蜂蜜に溺れ死に向かう行為こそが愛だから
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