夜のライト/
薬熊
受話器越しの声があたたかい
電話ボックスで"ふたり"
それは嘘が真実になった瞬間だった。
疑いはない。実感そのものが、どこにもないのに。
もっと奥まで
目が冴えないから
ただ愛のみが堆積していく。
いつか風化していくのだろうか。
「野晒しのココロ」というものに憧れる (なれない)
かなわないなと 思う
―どうか、どうかお互いが惹かれ合っている内に キスをしよう
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