独り言/
hossy
絡みついた埃を払わなければ
たとえ
形を与える古びた木枠こそが
自己を飼いならし
自己を守る防波堤だったとしても
私はこの地平を走りゆく
衝動は抑えられず
声を発すると
ただ声帯の震えとして
はるかかなたへと飲み込まれていく
外に向かっていくのではない
内に向かい
超えようとしているのだ
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