【批評祭参加しない作品】 近代漫才の変遷/TAT
 

 M1グランプリが終わる。筆者にとってそれは絶望的な事柄であった。というのも笑い飯以降、M1は『至高のガチネタ特番』であり、『アンダーグラウンドお笑い最新鋭センサー』であったからである。千鳥、ハライチ、オードリー、ポイズンガールバンド、パンクブーブー等の『まともにやってたら潰れて実家に帰るしかない』複数のコンビが彼の大会で名を馳せ、世に出た。その遺業ひとつ取ってみても、M1の功績は計り知れない。
 ※麒麟は特に面白くは無いので除外します。
 最期の置き土産はスリムクラブである。スリムクラブ。パッケージにすりゃやっくんやですよみたいな糞でも売れるだろ主義に貫かれた下らない日テレの『エンタの神
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