【批評祭参加作品】 現代ホラー映画50選(3)/古月
 
た会話が山盛りの痛快なロードムービーに仕上がっている。
映画が始まっていきなり度肝を抜かれるのが、タイポグラフィのセンス。オープニングクレジットや映画の随所に挿入される"生き残るための32のルール"など、字幕を映画の中に取り込みアートにする手法は今や斬新とまでは言いにくいが、この映画では最高にハマっていて、それだけで笑える。
サバイバル映画とはいいつつも、スリルやピンチは少なめ。彼らは普通のゾンビ映画のキャラクターみたいに、ゾンビにビビりまくったりしない。ゾンビランドでの生活に適応し、彼らなりにゾンビ殺しをエンジョイし、生き残っているのだ。武器は山盛り、弾切れの心配もなし、
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