近年におけるゾンビの特色と傾向/只野亜峰
い出されたゾンビは世間から冷たい視線を浴びる事になります
この冷たい視線によりゾンビの魂は浄化されるとされ、これをゾンビバスターと呼びます
ゾンビの多くはゾンビバスターから逃れるために新たな墓所の建設に取り掛かります
上手く生者を誑かし墓所に入る事に成功したゾンビは、再びゾンビとしての活動を再開します
近年では墓所に入らなくて良い気軽さから好んでゾンビと関係を結ぼうとしたり
死者を積極的にゾンビにしようとする生者も現れ始め、バイオハザードが懸念されています
また、このようなアウトブレイクの因子となる生者を特にリビング・デットと呼びます
リビング・デットの多くは罪の意識が希薄なためにゾンビバスターが効きにくく
宗教裁判においても多くの責任を問えないために有効な対抗手段が存在しないのが実情です
パートナーのゾンビ化を防ぎアウトブレイクを防止するためにも
リビング・デッドから事前にパートナーを守る体制と堅牢な墓所の建設が望まれます
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