グッバイ・ワールド・イズ・マイン。/菊池ナントカ
ぐしゃぐしゃになったり、
家には確かに在るんだけれど見当たらなくなってしまった、
好きな音楽人が表紙や特集の雑誌。
夢は見づらくなっていく。
僕は誰にも必要じゃない。
僕は誰にも必要じゃない。
汚れた脳内と心と云うもの。
世界は僕を置いてきぼりで、きっと僕は世界遺産なんか、ひとっつ!も見ないで死んでいく。
京急電車から広い砂地のグラウンドが見えて、続けて橋を越えて川が見える。
そんな当たり前の事が。
そんな当たり前の事が。
僕は誰にも必要じゃない。
僕は誰にも必要じゃない。
汚れた脳内と心と云うもの。
賞味期限が切れた夢。
もう少し、もう少し、見てもいい?
世界は僕を必要としていないけれど。
誰も待っていないけど。
誰も待っていないけど。
ワールド・イズ・マイン、グッバイ。
新しい気持ちで息をした。
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