何かに対する、追記/Ohatu
あなたが、
サングラス越しの滑稽をゆっくりと吸い込むあなたが、
今日も、
健康で、朝起きておはようと言い、夜にはおやすみと言い
そして、死ぬ間際にはありがとうと言い、そんなあなたが、
殺さなければ、
誰だ。
殺さなければ、壊れてしまうんだ。
−
あたしの詩は、あたし自身ではないので
そこにはあたしは居ない
月明かりと、ヘッドライトの関係なのです
着色料と、子供の笑顔の
水面と、美しい枯れ木の
そんな、関係なのです
詩は、ただの、言葉です
勘違いしないで
平和で、無駄ばかりで、無意味に無慈悲で
そんなことをいくら否定しても
生きているあたしたちはみんな同罪
どんな詩だって、絶対に免罪符にはなりえないの
だから
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