アンダンティーノ・アテンポ/
瀬崎 虎彦
薄紅の華をちいさくちぎるころ
逸れてしまって
夕闇なのだ
ひとりぼっちで
待つ 宇宙よりたおやかに 歌
あの方の面影に釘刺すように
雪
苦しみも
アンダンティーノ・アテンポ
という
戻る
編
削
Point
(0)