風のにじみ/青色銀河団
 

と。
それらを、校庭の青い影に、ひとつひとつ、
並べてみること。

風が、(砂の零れ火としての)
風が、(闇の息吹きとしての)
わたしたちの、透明なてのひらを焼いてしまっても、
わたしたちは、幸多かれと祈る―いのりに―みのりはあるか。

(それでも)(虹見の丘で)(風がにじむ)
(虹無時代だから)


/わたしたちが、たとえ、百葉箱のかたわらで、
しっかり耳をふさいでいたとしても、
それは、どうしようもなく、やってきてしまうのです/


(時間)の(純粋結晶)が(悲しみ)なのだということ







 ねえ、
 なつかしいきみ。
 さようならを言うために生まれてきた
 なつかしいきみよ。


 永遠を聴いたのは、いつだった?





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