星の煌きの下/寒雪
ミングで
同じような声の強さで
二人笑いあった
それでもその時既に
きみは永遠の不確かさを
心安らかに受け入れていたのだろうか
星の変化を受け入れても
あなたはいつまでも変わらないで
今日も星たちはいつもと変わらない
ぼくの明日も変わらないままだ
夜が明けると
見えなかったはずの
荒れ果てた大地の地肌や
転がっている石の棘や
うずくまって動けない気持ちが
さらけ出されて目に痛い
あの時きみの笑顔で満たされた
泣き顔をぼくは抱えたまま
きみのそばにいて
きみについていけば
幸せになれたのだろうか
未だに答えを出せないでいる
ぼくの気持ちにとって
強すぎる太陽の光を背に受けて
ぼくはまたすぐに訪れる
夜の帳を時の過ぎ行くままに
ただ待っている
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