慈札/六崎杏介
手を硫黄と石灰に!直線上の黒い洗浄水再度落ち
引火性の砂浜に遺書の泥wing、翼をロープの先端に
もう片方はRing-O、りんご飴を溶かす石油の雨乞い
恋文をくべる焚火に滝火の兆し、愚なる潮に洗礼を
炎苛な羊水は塩化Naの砂漠になるとサナトリウムが建つ
購い摂り倦むと朗読、と蝋、徒労では無く鴉鳴く「火ア」
Lastの椅子は嗄らすの意思、叫ぶ、「愛掬うLip忌む」
椅子上降火の燦美歌嗄らす、枯れた咽はよく燃える羽陰
「朱はきませり、酒吐き増せり、種-葉-樹、魔競り」夜
詩句字しくじれり!天セイ、アレルヤ-晴れる夜-刃、レール、矢!
椅子上の惨状に喝采!終焉場は炎上から遠く、問う句も無く
永遠の静けさを振り子時計が数えます。
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