雲間の月/
朧月
あふれかえってる
私の身の回り
触れないままで今日も終わる
愛おしむなんて言葉を
飾っているくせにね
捨てることも苦手で
活かすこともできないで
まるで自身のよな
部屋 モノ すべて
似た者同士のあなたとも
理由なく離れたり ついてったり
それが空気のようだと
いうなら綺麗だね
せめてかぶった埃を
拭ってあげましょう
雲の去った月のように
その存在はまた 光るでしょう
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