知らないことが/
吉岡孝次
した あの頃の二人のわけを
星と海だけが美しいこの町で
私はあなたのものになりたくはなかった
かなわぬ明日はないと信じてた
「昨日」の重さを知らない私の小さな夢は
私たちには知らないことが多すぎる
教えて かけがえのないひととの暮らしの中で
どうして今でもあなたを思い出す日があるの
星と海だけが美しいこの町で
私はあなたのものになりたくはなかった
すべてが許されると思ってた
あなたの痛みを知らない私の小さな夢は
あの日のまぶしい夢は
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