【連詩】 立体/古月
枝にぶら下がるくすんだ顔が
路上に落ちて
笑う
見知らぬ女が
ほうきを動かしている
うすのろい朝は明るくて
骨が痛い
ところでご挨拶が遅れました
わたくし箱ともうします
ガラスのコップが現れたのはその時です
あ。
間違えた。
せっかくだからこの朝を持って帰ろう。
僕は走って逃げ足の速いコップを
左手を伸ばして ( 捕まえた )
背骨が、 /ぐらり
骨g
a。
しかしなんでしょうね、公園というやつは
円形で
みんながぐるぐるとまわりを
走れて
一様に
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