洗剤コーナー/
榊 慧
んていうのは夢にも出てこなかったし考えすらしなかったんだ。なんでいま考えてるんだろう。それくらいだった。そして俺はドラッグストアに行きたいと思ったんだ。
配列されているなかのもののそのうちの一つに他ならないんだよ俺は。
すごく怖いことだよ。俺はそれにだいぶん前から気付いていたんだ。今再認識した。俺は配列されているんだ。
配列されているんだ。
「ドラッグストアみたいだね。」
「俺はいつまで生きていればいいんだと思う?」
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