現代詩/
ピッピ
あたしがベッドで寝ている
写真
を
あなたは一枚持っていた
白いショーツ
の
隙間から
こぼれてほしい
という
欲望
の
よだれ
まみれ
で
あたしは今日も
一人でうずくまっている
あなたは今日もきっと
偶像を崇拝しているだろうから
あたしは孤独です
ゆっくりと
はちみつを、すすりたくなる
気持ち
を
噛み締める
少しだけ、
はちみつの味が、
した!
のだ
あの夏の日々
汗ばんだはず
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