冬の朝/寒雪
 


肌色の闇をゆっくりと
黒から藍へと
藍から茜へと
溶かしていく明けの陽光
暗闇が
艶やかにヴェールを脱ぎ
露になる裸の街


底冷えする蒼さと
柔らかな白さが
街のシルエットを
くっきりと浮かび上がらせる
目を凝らすとそこには
はっきりとした冬がいた
戻る   Point(1)