命/朧月
 
死を想う時
生があることに気づき
死は
詩を誘う

命は
だれから授かった?
両親のその先は
また命

かんがえろ
眠っているすべての
からだの
わたしのなかを起こせ

にぎったからだの
皮膚の
わたしのひょうめん
赤くなるのは命
痛くなるのは命

かんがえろ
眠っているときも
眠らない
からだの
わたしのなかの命への執着は


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