ほたる/itukamitaniji
ほたる
記憶の町にはもう 僕の痕跡はなくなっていた
見慣れた風景を あたかも初めて見るフリをして歩いた
何を思えば良いんだろう 埋もれた記憶の中で
迷子になって歩いていた 歌でも歌いながら
そしたら何処からかともなく 降りてきた光があったよ
迷子にならなけりゃ きっと出会えなかった風景
暗闇の中だったからこそ 見つけられた君は僕の光だ
誰も導いてくれない 正しい答えのある場所になんて
だから何を信じるか ひとり探して思い込むんだ
例えばそれが間違いだ 届かないよって言われても
じゃあどうして君と出会ったの そんな言葉を空に放った
そしたら何処からかと
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