冬の夢景色/
まどろむ海月
を歩きました
湿った大気の中で 森は
樹々の葉が ほとんど落ち
上るにつれ 街の灯は
遠くまで 銀河のよう
視界よりも低いかと思われる雲が 流れて
すると いきなり
目くるめく
私の中の 現(うつつ)と夢の 不分明な境で
天地の 逆転が 起こり
逆さになったわたしは この大地なる銀河から
雲の下の はるかな星空に ダイブしていく
自由な存在になったのでした
? 白い
ちり
ゆき
ふり
ゆき
ながれ
ゆき
しずみ
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